寝入りタヌキ

先行した3名と連絡がとれなくなり、
増援を伴って現場へ急行すると…
そこには3名分のいびきが響き渡っていた。

―――予備班班長より

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タヌキに似た大型超獣。一部羊のような形状も見受けられる。
区内の草原地帯で発見され調査に向かったが、
派遣した職員全員が昏睡状態にさせられたうえ、超獣には逃げられてしまった。

昏睡から回復した職員からは「超獣のあくびに誘われるように寝入ってしまった」という証言が得られた。
おそらくあくびをトリガーにした広域導眠能力を持つ超獣であると推察される。
この導眠能力が過去に存在した導眠超獣「シラユキヒメ」と関係があるのかは調査中である。

該当超獣は区役所命名規則により「シラカワヨフネ」と命名された

備考:対処が喫緊となる場合、特殊夢遊病部隊の再建を検討すること
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