【PFSOZ】当主よ、近衛騎士よ、立ち上がれ【欺瞞の悪魔】

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　エウシュダスがメール男爵領へ戻った、という報告を伝令兵から受けた直後だった。王都が襲撃され始めたのは。
　燃える王都を前にアクティアスの動きが鈍る。そこをハイトンが水の加護魔法をかけた。

「アクティ、これで平気？」
「ええ、ありがとうございますハイトン様」

　炎が苦手なアクティアスも、これで常人と変わりなく動けるようになった。
　エイスの指示に従い、ハイトンはメール家の騎士たちへ王国の民の護衛指示を飛ばす。相手が全力ならこちらも全力で、との事でハイトンはイルカ獣人の姿へと戻っていた。

　黒王の従者たちをやっつけながら、アクティアスとハイトンは王宮へ進む。時に民を護りながら、時にはハイトンの水魔法で道を開きながら。王笏を守る為に。

　逃げ遅れていたメシュシューはアクティアスとハイトンに発見され、転移魔法陣へと誘導された。

「その魔法陣はエバート家へ繋がっているわ。あそこなら安全だから！」
「アクティアスさん、ハイトン様、どうかご無事で！　わたし、祈っていますから！」
「ありがとうございます、シュシュさん。その祈りが、我々の活力となります」

　転移したメシュシューを見送りながら、2人は走り出す。黒王の思い通りにはさせない、という決意を胸に抱きながら。

☆非公式イベント：ノブレス・オブリージュ【illust/103592212】

☆時系列は常にふわふわでお送りします。アクティアス、ハイトン、メシュシューの最終章ログインです
★アクティアス、民を守りつつハイトンと共に行動している。ハイトンの加護魔法により、ある程度は炎が平気になっている
★ハイトン、非常事態を見て獣人の姿へ戻り応戦中。メール家の騎士たちへ王国の民の護衛支持をしつつ、アクティアスと共に王宮へ向かっている。最終的な目的は王笏の防衛
★メシュシュー、アクティアスやハイトンに護衛されながらエバート家の敷地内へ。一時的な避難所として待機しつつ、炊き出しの協力をしている。両親もエバート家の敷地内にいるみたいだ

○登場モンスター
　黒の悪魔生物A【illust/103587589】
　黒の悪魔生物B【illust/103592546】
　黒の悪魔生物C【illust/103594683】
　炸裂せし惨禍【illust/103592892】

○登場人物
　オオミズアオのアクティアス【illust/101965622】
　仮初人間男爵のハイトン【illust/101967150】　本来のイルカ獣人の姿【illust/102203081】
　頑張り屋メイドのメシュシュー【illust/102296114】　実家が王都バラルにある。実家そのものが無事かどうかは分からない

※問題等がありましたらメッセージ等にて